波々屋通信

2016年10月25日

手染め担当の さちこ様ですよ!

波々屋通信
なんか若干湿度が下がったかな~と思える今日この頃ですが、気温は相変わらず30℃UPで、やっぱりあっつい宮古島です!今日も当店はエアコン様全開で営業中ですよ!

さて、当店の在する下里通りの まさに当店の真ん前の歩道にあるガードポール(?)に小さなど根性ガジュマルが頑張っています。
もちろん土は全くありません。誰もお水もあげません。けれど、台風にも夏の強烈な日差しにも負けず、まさに頑張って根を張って少しづつ大きくなっています。
去年の今頃はまだちっこくて、幹も細く、ほどなくして枯れるだろうと思っていました。けど、あらゆる悪条件にも負けず ひっそりと、着実に成長し続けているのです。当店もこの小さなガジュマルのようでありたいと、毎朝 掃除をするたびに心の中でエールを送っています。

先日、テレビ見てたら「プロフェッショナル(NHK)」やってて、ファッションデザイナーのM氏を紹介していました。彼が番組の中で、「服は季節ごとに消費されるものではなく、何年も、長く着続けられるものであるべきだ」とおっしゃっていました。そして彼のブランドで販売された服は、何年たってもお直しに応じてもらえるそうです。
そこそこいいお値段の服です。けれど、テキスタイルからデザイナー自身が手書きで書き起こし、信頼する職人さんにプリント依頼した生地を使い 流行を一切無視したデザインで作られた服は、心地よく生活するための日常着で、流行を追わないからこそ何年も着続けられる「大切な一枚」になり得る服なのだと感じました。
「大切な一枚」・・・私は当店の商品として、一枚づつ手染めでTシャツにプリントしていますが、やはり一枚作るのにはそれなりに時間がかかります。シルクスクリーンみたいに一度にたくさんは出来ません。ですから、その一枚がお買い上げくださったお客様にとって「大切な一枚」になってくれればいいな、といつも作業しながら思います。
もちろんTシャツですから、商品そのものの耐久性は布の服よりは劣りますし、愛用していただければいただくほど、正直、劣化はします。けれど、何度も着用して洗いこんだTシャツは体になじみ、プリントもその存在感をなくしてその人の生活の一部として欠かせない一枚にはなり得るのではないかと信じています。
たかがTシャツ、されどTシャツ。
お客様にとっての「大切な一枚」と思っていただけるようなTシャツを作れるように、日々精進です。



Posted by papaya at 12:53│Comments(0)
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。